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ミルクワンタン [酒場]

 

 芝居を見たあと、知人に連れられて面白い店に行った。

 

 有楽町のガード下。

 ソフマップ、コメ兵、無印良品の入っているビルと東京フォーラムの間にある「鳥藤」

 

 

 カウンターに7~8人、テーブルが2つ、そして奥に座敷で二組ぐらい座れる小さな店。

 いつも混んでいるらしいが、運良くその日は奥の座敷に座ることができた。

 

 この店の面白いところは、メニューがないところ。

 黙っていても次々につまみが出てくる。

 お通しのように適当な量のつまみが、丁度「いい加減」で運ばれてくる。

 ちゃんと箸の進み具合を店の人が見ていて、お腹いっぱいのようだとそこでメニューがストップ

するようだ。

 つまみを選ぶ面倒がなくて有難い。

 

 そんでもって、ビールを一杯ずつ飲んで焼酎を頼むと、一本どんと置かれて、

「全部飲むんじゃないよ!」

と身体を心配してくれているのかどうかわからないが、にこやかに釘をさされる。

 

 知人は二回目なのにすっかりここが気に入っていて、もう十年来の客のように振る舞う。

私も初めて来たような気がしなかった。

 それほど店の人がフレンドリィだ。

 

 つまみは、始めに透明薄味の鶏ガラ味スープ(ネギいっぱい)、枝豆(サービスらしい)、

ゆでピーナッツ、うなぎの肝焼きのようなもの、ポテトサラダ、卯の花、とろろ、卵焼き・・・・・・

あと2~3品あったような気がする・・・・・・ところてん、お新香、納豆チャーハン(これが思いがけ

ずおいしい)、そして最後に名物ミルクワンタンが出てくる。

 

 ミルクワンタンはホワイトソースにワンタンが入っているようなもので、胃にやさしそうだ。

 

 書いてみると凄く食べているようだが、適当な量と、味の良さ、出されるタイミングの良さで、

すべて食べられた。

 

 はじめにスープが出てくるというのは、長崎の卓袱(しっぽく)料理に通じるものがある。

 卓袱料理ははじめに一人一椀、お鰭(ひれ)という白身の魚の切り身が入ったお吸い物が

出てくる。

これは、今日の料理は魚を一匹使っていますよという印と、胃に負担をかけないような配慮から

だそうだが、そう言う心遣いが嬉しいじゃありませんか。

 

 お客さんは、幅広い年齢層のサラリーマンやカップル、長年通っているらしい人たちで

和気藹々。

 店のカウンターで、延々と

   (・∀・)<マイヤヒー( ・∀・)<マイヤフー(・∀・ )<マイヤホー

(,,゜Д?っ<マイヤハッハ

     はっはっはっあ!○×△▲■◇☆◆□★・・・・・・・

 とお喋りの合間に何度も歌っている50代のおじさんもいた。

 この歌が好きらしい。

 

 ミルクワンタンがでて、最後にフルーツのデザートをいただき、完食!

 2時間腹一杯食べて飲んで、一人4,000円でした。

 

 また行ってみようと思います。

                                                               

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コメント 4

toro

すみません~食いしん坊なもので美味しそうな話には弱くって、、、。有楽町のガード下ですか。ミルクワンタンって聞いたことはあるけれど、う~ん、会社員時代に近くをよく通っていたのに、、、知らなかった。
居心地のよさそうなお店ですね~。近くに行くことがあればのぞいてみます^^
by toro (2005-09-20 15:02) 

kaz-i

たびたびありがとうございます。はげみになります。
店はラフな感じで、初めてでも全然関係なくなごめますよ。
居酒屋に行くのならこっちにぜひって感じですかね。
個性がありますよ、個性が(*⌒▽⌒*)
by kaz-i (2005-09-20 17:32) 

こーさん

おお。なんてすてきな店。一人で行ってもよろしいでしょうかねえ。今度、「上京」(笑)したときに行ってみようっと。
ところで、芝居は何をごらんになったのですか?
by こーさん (2005-09-20 23:02) 

kaz-i

こーさん、ありがとうございます。
一人でも大丈夫ですよ。おじさんたちに大歓迎されるかも。
でも何人かで行った方が、ミルクワンタンにたどり着けると思います。
芝居は以前書いた有馬稲子さんの朗読「はなれ瞽女(ごぜ)おりん」です。
入魂の朗読=芝居でした。
by kaz-i (2005-09-20 23:28) 

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