たぬき [雑文]
わが故郷に住む長崎人は、お祭り好きで、
春はハタ(凧)揚げ、つつじまつり、帆船祭り、夏はアジサイフェスティバル、ペーロン(ボート)
競争、精霊流し、秋はおくんち、冬はランタン祭りなどお祭りが多く、小規模の物を入れると、
年中お祭りをやっているようなところです。
その長崎の祭りや風物詩をたぬきの絵で表現しているのが堤けんじさんです。
長崎市生まれの堤さんは、楽しく、そして愛らしいたぬきの擬人画を用いて、愛するふるさとの
身近な出来事などを多数描かれています。
たぬきたちにもいろいろあるのでしょうが、絵を見るとみんな仲良く、楽しそうにやっています。
祭り好きの長崎人と通じるものがあるのでしょう。
「墓(はか)、坂(さか)、ばか」・・・この三つの「か」は長崎に多いものだそうです。
「墓」は大きく、中で宴会もできます。坂は急で、足腰が鍛えられ、途中に「休み石」という
心やさしいベンチの役割をする石もあります。
そして、ばかは「祭りばか」です。一年をそのために生きています。
ハタ揚げ ペーロン
精霊流し 水仙の町野母崎
長崎くんち 「龍(じゃ)踊り」
長崎くんち 「コッコデショ」
堤さんのたぬきの絵を見ると、ほっとします。
今長崎は「さるく博覧会」の真っ最中です。
長崎まで、行ってみんね!(行ってごらんなさいの意)
あらためて・・・いろんな祭りがあるんですね。
1年をそのために生きる「祭りばか」たちの住むまち、長崎かあ。
kaz-i さんもその一人かな?
祭りを大切にしている土地は、人の結束も固いですよね。
根無し草のような私は故郷からも遠く離れてしまいましたが、それでも山笠にあわせて帰郷したときは、熱に浮かされたように連日町を歩き回り、男衆の尻を飽きず眺めました^^ 「のぼせもん」です。
唐津くんちには行ったけれど、長崎くんちは見てないんですよねー。
長崎、さるきたか~~。
by こーさん (2006-04-27 22:05)
>こーさんさま
山笠もよかですね~。追い山は血が騒ぎます。
ずっと故郷に住んでいるわけではないので、微妙な遠慮がありますが
やはり祭りとなると、そわそわして落ちつかない気持ちになります。
もう何年もおくんちは見ていませんが、シャギリ(笛)のねを聞くと、独特の
さわやかな少し冷たい風と、甘酒やみかんのかおり、サーカスや見世物
小屋の雰囲気などを思い出します。
ぜひ、一回行って、さるいてみんね!
by kaz-i (2006-04-28 08:55)