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人間の絆 [読書]

このほど読了。サマセット・モームの代表作だそうだ。

幼くして両親を亡くした主人公フィリップの魂の成長の過程を描いた作品。

足が不自由なため学校でいじめられたり、そのための処世術を身につけたり、

コンプレックスを克服する為に思索したり、幸福を求めてさまよったり、パリに行って

画学生になったり、悪女ミルドレッドに翻弄されたり、デパートの店員になったり、

医学生になったり、様々な体験をしてやがて人生とは何か、幸福とは何かということ

をようやく掴みかける。

モーム自身の自伝的要素が強い作品のようだ。

自分の体験とダブらせて、熱心に読んだ。

う~~ん、あるある。とか、なるほど!同じようなことを考えているんだなあ、とか、

俺もあの時はバカなことをしたものだ・・・・・・、とかいろんな感情がよみがえってきた。

主人公の友人は言う、「人生とはペルシャ絨毯のようなもの」

そして、いろんな経験を積んでフィリップが感じたことのひとつは、人間には病気や失恋や

いろんな悩みがあるが、一番深刻なのは、「あした職がないということ」

心に残る言葉だった。

 


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