ペリーとハリス展 [展覧会]
江戸東京博物館に行ってきた。
NHK大河ドラマの「篤姫」の人気もあってか、雨の中だったが、
最終日ともあってお客さんは満員。
ペリーが浦賀沖に着てから日本中は黒船来航で大騒ぎ、そして1854年に
日米和親条約が結ばれる。
その2年後、ハリスが下田にやってきて、のらりくらり引き伸ばし作戦をつかう
幕府との交渉の末、1858年に日米修好通商条約が結ばれた。
あれから150年。そして来年は横浜開港150年だ。
この日本史上の大事件にかかわる人々は当然ながらたくさん登場してくる。
アメリカ人の二人はもちろんのこと、篤姫、家定、水戸の徳川斉昭、堀田正睦、
井伊直弼ら幕府の老中たちや幕臣たち 。
ペリーの船に乗せてくれと直談判した吉田松陰や通訳をした森山栄之助(彼に
英語を教えたのは捕鯨船に乗って日本に密入国したマクドナルド)、そして唐人
おきちたち一般庶民。
そして1860年幕府の使節団は、米艦ポーハタン号に乗って太平洋を渡り、
ワシントン地で条約の批准を行った。
日本中は大騒ぎ、攘夷の嵐も吹き荒れ、桜田門外の変があったのも1860年
3月3日のことだった。
展示は日米修好通商条約の原本(英語;日本語版は焼失)や、遣米使節随行員
の日記(加藤素毛←この人面白い)やアメリカから持ち帰った品々が展示してあった。
電信機や鉄道、大砲など見せられて、当時の日本人はさぞ驚いたことだろう。
でもまだたかだか150年前なのですよね。
それから約70年後に日本とアメリカは戦争を始めた。そして87年後(今から
67年前)に戦争が終わった。
今日は沖縄慰霊の日。
ずっと歴史はつながっている。
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