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家康の顰(しかみ)像 [展覧会]

先日徳川美術館に行ったときに一番印象に残ったのが、

家康が疲労困憊したような、困ったような、情けない表情の肖像画だった。

これは「徳川家康三方ヶ原戦役画像」別名「家康の顰(しかみ)像」と呼ばれ、

家康が生涯唯一敗れた戦である、武田信玄との三方ヶ原の合戦(元亀三年:

1572年12月)の際に絵師に描かせた絵である。

当時家康は三十一歳。

家康は血気に勝って失敗したこの敗戦を生涯肝に命ずるために、敗戦後の

自分の姿を描かせ自らの慢心の自戒として生涯そばに置いていたという。

家康はまた「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし」しかし「急ぐべからず」

そしてこうも言っている、

「人間は、健康でありすぎたり、得意すぎたりする時にも警戒を要するのだが、

疲れたおりの消極性もまた厳に戒めなければならない」

さすが家康。深いい・・・・・・!

もって肝に命ずべし、と自らにも言い聞かせたことでした。

今年もあと少し。

体には気をつけて、元気出していきましょう! 

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