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ミツバチの羽音と地球の回転 ~武豊町ゆめたろうプラザ~ [映画]

映画を見に武豊町民会館「ゆめたろうプラザ」に行ってきた。

最寄りの名鉄武豊駅までは名古屋から特急で30数分。武豊からは歩いて20分ということだった

ので行きは駅からタクシーにした。

運転手さんに近所の名物を聞くと、ミツカン酢(半田)と「ねのひ」で有名な盛田酒造(常滑)

※ソニーの元会長盛田昭男氏は盛田酒造の第15代当主だった。

を教えられた。 へぇ~へぇ~へぇ~、、、、、、。この辺はまた来ねばなるまい。

のどかな田園風景を眺めながら約5分で「ゆめたろうプラザ」に到着。

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678席の輝きホールと、200席の響きホール、その他にギャラリー、練習室、和室、スタジオ

などのある複合施設だ。

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映画は2Fの響きホールで上映。

山口県の祝島という島の原発建設反対運動とスウェーデンに取材して、持続可能な社会について

見つめたドキュメンタリー映画で昨年封切られた。

3月11日の東北大震災以来各地で上映会が開かれている。

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映画はちょっと長いが、祝島の人たちの生業と反原発派の活動を淡々と描いていく。

画面には出てこないが、推進派との亀裂は明らかで、原発建設計画は昔一つだった島の住民たちを

真っ二つに引き裂いた。

そして、埋め立て阻止活動をする住民たちを自分たちの論理で説得する中国電力社員の物言いに

現在も続く原発信仰の恐ろしさを垣間見た。彼はこういう趣旨のことをいった「第一次産業には未来はない。

あなたがたのためにも原発をたてましょう。悪いことは言わないから(金を受け取って原発に賛成しおとなしく

余生を過ごしなさい)」

よく言えたものだが、こういう思考回路だから、まともに議論しても平行線なのだね。

昨日のNHKスペシャルの原発討論番組にも投稿したが、原発ありきの安全基準は無意味。

ストレステストは総理の時間稼ぎなのか、だとすればなぜそれが必要なのか。エネルギー政策の

見直しこそ急務ではないのか。

安全基準の議論より脱原発についての議論を私は望む。政府や原子力保安院、電力会社などの言う

「責任」と言う言葉をもう誰も信じていない。勉強はできるのだろうが、原発推進が是の学者さんの知識を

いくら発表されても、その人の意見が収斂していくのは、とにかく原発が必要だと言うこと。これは映画の

中の電力会社の人間の発言と同じだ。

住民の顔を感じていない。原発を安全に運用すればとおっしゃるが、安全の保証は誰がするのか?

すべてを予測できると言うのは人間のおごりではないか。

そして何かが起きると、想定外だと言うのだ。想定外のことが起きたら、もうしょうがないというのか。

そうさせないための人の真の知性に目覚めなければ、、、、、、と映画を見たばかりの私はTV画面に向かって

吠え続けていたのでした。

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このあと一つ先の駅「河和」まで行って今年始めて海につかってきた。

海の向こうには、中部電力の巨大な碧南火力発電所がそびえたっていた。

原子力発電所と同じような建物だった。

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戦いは終わらない。始まったばかりだ。


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