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散り椿 [映画]


 岡田准一の殺陣が凄い。


 彼の動きは流れるよう。みごとで美しい。


 三船敏郎を髣髴とさせるたたずまい。


 木村大作監督の「画」にかける情熱が伝わってきた。


 富山のロケ地の景色も素晴らしい。



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ペンタゴンペーパーズ -最高機密文書- [映画]

 

 原題「The Post」

 物語の舞台1971年当時、ローカル紙だった「ワシントンポスト」社

 を意味する。

 すべてが素晴らしかった。

 撮影、脚本、台詞、構成、演技。

 今こそこれを作らねばという熱気が伝わってきた。

 守るべきものは、権力や自分たちの利権ではない。

 国民の権利である。

 Postには「柱」という意味もある。

 「報道」という仕事が掲げるべき「自由の柱」という意味も含んでいるのだろう。

 リーダーの存在・決断もまた見所であった。

 うそはすぐにばれる。

 みんなが見ている。

 

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11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち [映画]


名古屋駅西のシネマスコーレ。
 
若松孝二監督が20年前に作ったミニシアターで若松監督の「三島由紀夫と若者たち」
 
を見る。
 
 
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「実録 連合赤軍」と同じ時代。あのころの若者たちが何を考え突っ走ったのかを
 
監督は今も執拗に追いかけている。
 
思えば三島はまだ45歳。
 
当時中学1年生だった私は、なぜ「小説家」 が自衛隊に立てこもり、切腹をするのかが
 
わからなかった。
 
行動の意味というよりも、「小説家」という人たちに抱いていた勝手なイメージ
 
とのギャップに驚いたのだが、その年1970年はアポロの月面着陸の翌年でもあり、
 
大阪万博が開催されたので、何か新しい時代の幕開けのような気が、子供だった
 
私にはしていたのだった。
 
その年に起こった「小説家」の「切腹」という行為は強烈に記憶に残った。 
 
スクリーンの中の若者たちを通してわれわれに、若松監督は「お前たちは
 
それでも生きているのか!」と叱咤し、挑発しながら、若者たちをいとおしみ、励まし、
 
「あとはお前らに任せるぞ!何とかしろ!」と叫んでいるような声が聞こえた。
 
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ドラゴン・タトゥーの女 [映画]


タイトルが気になっていた。
 
あまりホラーとかサイコサスペンスとか好きではないのだが、「ソーシャルネットワーク」
 
のデヴィッド・フィンチャー監督作品ということと、ポスターにひかれて見なければいけない
 
ような気になっていた。
 
少ない情報で「毒」 を封じ込め、さあ暗闇に体験しにいらっしゃい、というような危険な香りが
 
していた。
 
だからこそ、見に行かざるを得ないような、、、、、、。
 
オープニングの映像でまずやられた。これだけでもまた見たい。
 
ミステリーなので多くは書きませんが、舞台がスウェーデンという珍しい場所で、北欧の寒々とした
 
風景がまた、サスペンスを盛り上げる。
 
ミカエル(ジャーナリスト)=ダニエル・クレイグ(007でおなじみ)とドラゴン・タトゥーの女
 
=リズベット=ルーニー・マーラのコンビは絶妙だった。
 
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リズベットの存在感は、画面を突き抜けて迫りくる。
 
ルーニー・マーラが「ソーシャル・ネットワーク」のザッカーバーグの元カノ役と同一人物とは
 
とても思えない。
 
短いいくつかのシーンで、リズベットの生い立ちを感じさせる。
 
段取り・礼儀無視、抜群の行動力が文句なしにカッコいい。
 
「だからなに」(それがなにか?)
 
事件の真相に迫っていくミカエルとリズベットのコンビをまた見てみたい。
 
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新しい時代のスター誕生だ。  
 
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コクリコ坂から [映画]

名古屋ミッドランドシネマでは大層混んでいたので、笹島の109シネマズで見ました。

年代的に高度成長期の話、そして横浜が舞台と言うことで楽しみにしていました。

原作があることも知らず、コクリコ坂というのは実在するのか、名前の由来は、、、

などと余計なことを考えながら上映を待つ。

舞台は1963年横浜。海の見える坂の上にあるコクリコ荘(ココリコと間違えやすい)

という洋館アパートの朝から始まる。

まかないつきの家で、なぜか高校生の主人公、海ちゃんが朝食の支度を始める。

細かい生活の動きを丁寧に見せ、日常の営みのかけがえなさをよく描いていたと思う。

横浜の景色は、わが故郷長崎の南山手あたりに似ている。

子供のころ、海が見えるコクリコ坂のような急な坂の上で、旗をたなびかせて行きかう

船を眺めながら時々遊んでいた。

そして、あとは海の通う高校の学生寮「カルチェラタン」の話になっていくのだが、この高校

の建物も私の通っていた高校に似ていた。その校舎は今はもうないが、、、、、、。

kyu_mon.jpg ※門だけが新校舎に移築された。

私が高校に入ったのは、この映画の時代から10年後ですが、共学であったにもかかわらず

自由で男子はバンカラ風な気風があり、女子もお母さんのように貫禄がありやさしかった。

何かその頃の時代の空気感が心地よいのだが、細かいところ(時代背景、人間関係、人物の

バックボーンなど)が意図的なのか説明を嫌ったのか、わかりづらいところが多かったような

気がします。

知りたいところは教えていただかないと、この映画は何度も見なければわからないというような

性格の作品ではないと思いますが。

私にとってはあっさりしすぎ、ストイック過ぎたように思います。

しかし、さわやかな映画で絵も音楽もいつものジブリ映画らしく美しく、初々しい作品だと思いました。

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ちなみに「コクリコ」とは、、、、、、映画ではわかりませんでしたが、あとでいろいろ調べたら

わかりました。

それも一つの楽しみと思って調べてみてください(*⌒∇⌒*)テヘ♪

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大鹿村騒動記  [映画]

今見てきました。

名古屋ピカデリーでは1,000円興行。15:15分と21時過ぎの二回上映。

満員でしたよ。何か嬉しかった。

オープニングタイトルで原田芳雄の名前が出たところでまず涙が出た。

この人が命をかけて作った映画だという思いと、人とのつながりが、作品、この村、

大鹿歌舞伎、日本の集落、人の生活、諸々につながり、歌舞伎の舞台のシーンでは号泣。

そして役者さんたちの必死で遊んでる姿、楽しんでいる観客の姿(映画の中も映画館の

客席も)にさらに号泣。みんな泣いていた。

そしてラストに忌野清志郎の歌だぜ。

涙が恥ずかしいからそそくさと映画館をあとにした。

原田芳雄は人間をまるごと愛しているんだ。

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役者が役を超え、本人か役なのか分からないし、もはやどうでもいい。

かっこよかったし、芝居も楽しかった。

「仇も恨みもこれまでこれまで!」実に深い台詞だった。

ありがとう原田芳雄さん!そしてこの映画をありがとう!

真剣に遊ばなきゃ!


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ミツバチの羽音と地球の回転 ~武豊町ゆめたろうプラザ~ [映画]

映画を見に武豊町民会館「ゆめたろうプラザ」に行ってきた。

最寄りの名鉄武豊駅までは名古屋から特急で30数分。武豊からは歩いて20分ということだった

ので行きは駅からタクシーにした。

運転手さんに近所の名物を聞くと、ミツカン酢(半田)と「ねのひ」で有名な盛田酒造(常滑)

※ソニーの元会長盛田昭男氏は盛田酒造の第15代当主だった。

を教えられた。 へぇ~へぇ~へぇ~、、、、、、。この辺はまた来ねばなるまい。

のどかな田園風景を眺めながら約5分で「ゆめたろうプラザ」に到着。

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678席の輝きホールと、200席の響きホール、その他にギャラリー、練習室、和室、スタジオ

などのある複合施設だ。

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映画は2Fの響きホールで上映。

山口県の祝島という島の原発建設反対運動とスウェーデンに取材して、持続可能な社会について

見つめたドキュメンタリー映画で昨年封切られた。

3月11日の東北大震災以来各地で上映会が開かれている。

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映画はちょっと長いが、祝島の人たちの生業と反原発派の活動を淡々と描いていく。

画面には出てこないが、推進派との亀裂は明らかで、原発建設計画は昔一つだった島の住民たちを

真っ二つに引き裂いた。

そして、埋め立て阻止活動をする住民たちを自分たちの論理で説得する中国電力社員の物言いに

現在も続く原発信仰の恐ろしさを垣間見た。彼はこういう趣旨のことをいった「第一次産業には未来はない。

あなたがたのためにも原発をたてましょう。悪いことは言わないから(金を受け取って原発に賛成しおとなしく

余生を過ごしなさい)」

よく言えたものだが、こういう思考回路だから、まともに議論しても平行線なのだね。

昨日のNHKスペシャルの原発討論番組にも投稿したが、原発ありきの安全基準は無意味。

ストレステストは総理の時間稼ぎなのか、だとすればなぜそれが必要なのか。エネルギー政策の

見直しこそ急務ではないのか。

安全基準の議論より脱原発についての議論を私は望む。政府や原子力保安院、電力会社などの言う

「責任」と言う言葉をもう誰も信じていない。勉強はできるのだろうが、原発推進が是の学者さんの知識を

いくら発表されても、その人の意見が収斂していくのは、とにかく原発が必要だと言うこと。これは映画の

中の電力会社の人間の発言と同じだ。

住民の顔を感じていない。原発を安全に運用すればとおっしゃるが、安全の保証は誰がするのか?

すべてを予測できると言うのは人間のおごりではないか。

そして何かが起きると、想定外だと言うのだ。想定外のことが起きたら、もうしょうがないというのか。

そうさせないための人の真の知性に目覚めなければ、、、、、、と映画を見たばかりの私はTV画面に向かって

吠え続けていたのでした。

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このあと一つ先の駅「河和」まで行って今年始めて海につかってきた。

海の向こうには、中部電力の巨大な碧南火力発電所がそびえたっていた。

原子力発電所と同じような建物だった。

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戦いは終わらない。始まったばかりだ。


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「アンダルシア」はアンダルシアでなかった。 [映画]

これからこの映画を見ようとする人は、以下の文章を読まれると興味が

そがれるかもしれませんので読まないほうがいいかもしれません。ご注意ください。

 

私はスペインのアンダルシア地方が好きで、1990年と1997年に訪れている。

アンダルシアとはセビリア、マラガ、コルドバ、グラナダなど10の県からなるスペイン南部の

州で、日本人がスペインをイメージするのはこの地方発祥のフラメンコや闘牛である。

オリンピックが開催されたバルセロナはカタルーニャ州の州都であり、ガウディの建築物で

有名である。

アンダルシアとカタルーニャ(カタロニア)では同じスペインでも、文化も言語も違っていて

まるで別の国のようだ。スペインとはもともとそういう小さな国々の集まりなのだ。

で、この映画であるが、「アンダルシア ~女神の報復~」と銘打っているのに、

アンダルシアはロンダしか出てこない。

私は、前作の「アマルフィ」は見ていないが、こういう映画はその土地の見どころを

さりげなくストーリーに織り込むことも楽しみの一つではないかと思うし、今回は

アンダルシアのどの場所が出てくるんだろうと、私はそれだけのために見に行ったと

いっても過言ではない。

その一点で、相当がっかりした。

出てくるのは、パリとアンドラ公国とバルセロナ。そしてちょこっとロンダ。

全然「アンダルシア」感がない。そして、せっかくバルセロナで撮ってるのに、街を

あまり撮ってない。ガウディの建築もちょろっとしか出ない。

パリも凱旋門だけ。ロンダもヌエボ橋と闘牛場だけだが、これもなんだか取ってつけた

ようで物足りない。

私は、勝手な妄想だが織田裕二が、グラナダやミハスやコルドバやらを駆け回る画面を

想像し、アルハンブラをどう撮っているのだろうか、「アンダルシア」とうたっている以上

当然グラナダは出るだろうな、と相当楽しみにしていたので落胆はあまりあった。

黒木メイサは荷が重すぎた。まだ若い。伊藤英明のバックストーリーも浅い。

福山もキャラクターが違う。みんな格好いいんだけどね。戸田エリカに至っては、なんで

この子なの?と。

なんだか思わせぶりな演出も、かちっとエピソードに昇華して行かないで、消化不良。

仕掛けが派手な分、私の落胆は大きかった。勝手なこと言ってすみませんが。

ご苦労さまでした!

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これがアンダルシアだ!

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コルドバのメスキータ。

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アルハンブラを撮らんかいっ!


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facebook [映画]

私がこのブログを始めたのは2005年の3月15日だったから、間もなく6年を迎える。

日記も続けられない自分としては、備忘録として試しにやってみようと始めたもの

で、思えばよく続いたものだ。

ナイスやコメントなどの反応があるということが、継続を後押ししてくれたと思う。

Twitterも始めたが、こちらのほうはあまり外に向かってやっているわけではない。

メモ代わりに使ったり、興味ある人の言葉を身近に感じられるからしばらく見ていた。

ここへきてfacebookの登場だ(私の中での)。

昨年スマートフォンにしてから、中に«f»の文字があったので、何だろうと思っていた

のだが、つい先日友人に「やってないの?」と言われ、やってみたらすぐに登録できた

ので、一日知り合いにメールをしていたら、実はいろいろな人がやっていることが

分かり、何か同窓会でも開けるのではないかと思うような、つながりっぷりでした。

ただ、コメントがどこまで人に見られているのかまだわからないので、恐る恐るやっている

というところです。ブログと違って実名が多いので、NETWORKの広がりがはっきり

わかりますね。

どう使っていくのか、試しながらやっています。

それで、ちょうど始まったばかりなのでfacebookの創始者、マーク・ザッカ―バーグを

主人公にした映画「ソーシャル・ネットワーク」を見てきました。

ハーバードの学生で、ITおたくだったマークが、彼女に振られて、腹いせに女性をNET上で

侮辱し、ひいては女子学生をランク付けするサイトを立ち上げるところから物語は始まる。

やがて時代の寵児となったマーク(実在の人物;2011年現在26歳!)は、自分の思い通り

のサイトを作り学生のみならず、全世界に会員を広げ、会社を設立し、時価総額も数千倍に

なろうかというときに、かつての仲間たちにアイデア盗用や、結果的に裏切ることになった

ことなどに対して訴訟を起こされる。

 

まさにこれは、現代の冒険譚だ。

しかしものすごく優秀な頭脳を生かすきっかけが、同じ大学の学生同士のネットワーク構築

というところが、あまりにも幼く感じた。サークル活動!?

そしてやがて、獲物を狙う投資家たちの標的にされていく。

IT(ビジネス)の世界ってそういうことなのかあ・・・・・・フィクションだが、ほんの少しわかった

ような気がした。

ハーバードの一部学生のエリート意識も臭くて面白かった。学長はさすがだった。

あまり意味など考えなくてもいいのかもしれないが、これらの道具(コミュニケーション・ツール)

をどう使っていくかだろう。

人類の幸せのために役立てるような道具に、ぜひしてほしい。

 

そして、マーク・ザッカ―バーグは、ただ自分を理解してくれる友達が欲しかっただけ

なのかもしれない。

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冬の小鳥 [映画]

 

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この意志を持った目の輝き!

この子の演技が素晴らしかった。

映画は、父に棄てられた女の子が引取られた1975年ころの韓国の

孤児院での話。

そして新たな暮らしの始まりを予感させて終わる。

とても切なかったです。

12月3日まで。

東京神保町・岩波ホール


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