This is it. [映画]
映画館で見逃していたので、AMAZONで予約していたものが昨日届いていた。
すごい売れ行きらしい。
早速見ました。
晩年はテレビの報道(?)で、奇行ばかりが取り上げられていたが
創造する現場のマイケルは、自由で思いやりがあって、明るく生き生きとしていた。
この直後に亡くなったかと思うと、胸が痛む。
MJ(マイケル・ジャクソン)は素晴らしい芸術家でした。
そしてカッコ良かった。
海角七号 [映画]
名古屋・伏見のミリオン座は毎月17日大人1,000円!
たまたま今日行って思いがけず800円儲かった!
また、予備知識なしに見たこの台湾の映画もよかった。
海角七号(かいかくななごう)って、台湾の怪獣映画か!?
と思っていたが(だから副題に「君想う、国境の南」とついているのか)
いい映画だった。
うみかど」と読んだ方があとで意味がよく分かるかもしれません。
キーワードは「コミュニケーション」。その手段は手紙と歌やね。
もどかしいけれども語ることが、歌うことが必要なんだ。
そして、台湾の南の国境の町は、我が故郷の人々を思い出させてくれた。
中孝介の歌声が素晴らしい。
ラストは、泣けました!
おまけ:http://www.youtube.com/watch?v=bgmokIitv2g&feature=related
アバター [映画]
鳴り物入りの作品を、野次馬根性を久しぶりに発揮して見てきた。
せっかくだからと名古屋のIMAXに予約をして行ったが、夜の遅い回だというのに
満員だった。
作品は期待にたがわず、ものすごい迫力で、ただただ圧倒された。
ストーリーは宮崎駿が、ナウシカやもののけ姫で描いたようなものを思い出させる。
また、先住民と侵略者という構図はこれまでにもよくあったような気がする。
しかし、奥行き感のある映像を追いかけるには、あまり複雑なストーリーは
いらなかったのだろう。
その場にいるような感覚は、まさに体感する映画だった。
そして、自然破壊はもう取り返しのつかないところまで来ているのだということも
改めて考えさせられた。
ジェームズ・キャメロンは昨年長崎を訪れたらしい。
被爆者の取材だったそうだが、今後の作品に彼はどういう思いを込めて行くのか
注目したい。
沈まぬ太陽 [映画]
山崎豊子の小説の映画化。
3時間20分の大作(休憩10分あり)
あの御巣鷹山の日航機事故という事実と国民航空という架空の会社の
内部の腐敗、一人の社員の不屈の戦いを描いている。
事実が重いだけに、架空の会社といっても日本航空のことを言っている
のだろうと思わせる。
すべてが事実ではないだろうとは思うものの、やはりこんなことがあったのか
と思ってしまう。
あの事故は何年たっても衝撃を感じた当時のことが思い出される。
映画は、家族愛を時折ちりばめながら最後まで渡辺謙演じる恩地のまっすぐな
生き方を追う。
渡辺謙はあくまでも熱く、正しい。奥さんの鈴木京香は美しく、旦那のよき理解者だ。
惜しむらくは登場人物が、あまりにも善悪はっきりしていて、ユーモアがほとんどない
ところ。演技も大作風?で人間性をもっと感じたかった。
宇津井健が今まで見た中で、一番良かった。
事実の前では、作った芝居は目立ってしまう。そういう苦労があったのではないだろうか。
力作です。
事故から24年。犠牲者のご冥福をお祈りします。
母なる証明 [映画]
久しぶりに映画を見た。
映画の出来不出来よりも、映画館にいる時間がうれしかった。
そして、映画もよかった。
主演の二人の演技は必見。
キム・ヘジャとウォン・ビン。
「母」という存在を感じた。母は疾走する、ただ息子の為に。
母は母たる自分と、女たる自分と、人間たる自分との狭間に股裂きになりながら
踊る、踊る!自分の人生を生きている。
映画の可能性を感じた。
そこには、まぎれもなく「世界=宇宙」があった。
ディア・ドクター [映画]
西川和美監督作品(原作・脚本も)
鶴瓶演じる山奥のニセ医者の物語。
本物とは何か、医師免許とは何か。過疎地の医療。
人はみんな、何かの役を演じているのではないのか。
軽妙な語り口ではあるが、さまざまなことを考えさせられた。
田園風景も美しい。
伏見ミリオン座。
スラムドッグ$ミリオネア [映画]
アカデミー賞8部門獲得。
「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督作品。
インド・ムンバイ(旧ボンベイ)のスラムの少年が主人公。
クイズ番組の答えは、すべて彼の生い立ちの中にあった。
問題:この映画は、何を描いているのだろうか?
答え:映画を見てください。
教訓:何かを得るときに、人は何かを失う。
人はみな、等しく生きているんだ。
なぞなぞみたいですみません。ぜひご覧ください。
おくりびと [映画]
ようやく見ました。
いろんなことを思い出して、かなわん映画だった。
納棺の所作が踊りのようで美しかった。
山崎努うまい!食べ物を実においしそうに食べる。
「死ぬ」ということは「生きる」こと。
そんなことも思いました。
アカデミー賞受賞おめでとうございます。
潜水服は蝶の夢を見る。 [映画]
いま書き終わって、保存するべきところを「このブログを見る」をおして
しまい、全てが消えてしまって意気消沈・・・・・・( ̄Д ̄;)
気を取り直して・・・・・・。
1月の新年会で、ポータブルDVDレコーダーが当たり(*^-゚)v
名古屋の部屋にはハードディスクがなく、WOWWOWにも
入っていないので、せっせと東京で録画、ダビングして、映画を
沢山見ようと、勇んでいたもののそんなに時間がなくて、ずっと
見られなかった映画。友人に是非と勧められ、別の友人に
「いいらしいよ」といいつつ、自分はずっと見てなかったこの映画を、
ようやく見ることが出来た。
実話に基づいたこの映画の主人公ジャン=ドーは、一流ファッション
雑誌ELLEの編集長。家族とは別居しているものの子供には慕われ、
仕事も遊びもバリバリこなし、順風満帆の人生・・・・・・と思われた
矢先、この42歳のチョイワルオヤジは突然の病に倒れる。
彼は、思うように動けない重い潜水服を着て、人に空気を供給して
もらいながら、深く深く海の底に沈んでいくような体になってしまった。
意識ははっきりしているが、ただ動くのは左の瞼だけ。
絶望の淵に立つ彼を、看護師や友人や仲間や父や家族が支える。
そして、彼は驚くべき方法で、ひとつのことを成し遂げる・・・・・・。
人生は、フィルムの逆回しのように後戻りは出来ないが、必要な
ものは創造力と数々の記憶だと、彼は言う。
蝶は自由な精神、魂、美しきもの、女性、愛するひと、愛するもの
なのだろう。
「幸せ」ということについて、しばらく考えさせられた。
人生は、はかない・・・・・・それでも生まれて来てよかった。
人生って素敵だ、という作り手の意図が感じられた。
この主人公は、厳しい現実を受け入れ、ユーモアを忘れず
そして周りに愛されていることを再確認し、穏やかな境地に
なっていく。
愛されているということは、幸福だ。誰にも愛されていないという
ことは絶望的だ。
主人公の、不屈の精神と周りの愛情に静かな感銘を受けた。
愛に溢れた映画だった。