春はやってきました。 [季節]
名古屋・覚王山で河村典子さんのヴァイオリンコンサートがあるというので
駆け付けた。
私はまだ行ったことがなかったが「覚王山バー」の2階にある「むじょか」という店。
http://www.geocities.jp/hanbarahiro/mujoka.html
陶芸家の近藤精宏さんが昨年7月に開いたお店。
天井が高く、民家風のゆったりして奇麗なお店だった。
河村さんは86回目のバッハひとり。
まさに「祈り」の演奏だった。1時間様々な思いを巡らせながら演奏を聞いていた。聞いている皆同じ思いでいるような気がした。
演奏後は近藤さん自作のお皿に盛られて、料理が出てきた。
筍やしろあえやカツオ。春を感じさせる料理を種子島の焼酎と一緒にいただいた。
締めはパティシェの女性(パティシェリーヌとのこの場合言うのかわかりませんが)
が作ったオリジナリティあふれたデザート。
しばし時が経つのを忘れて堪能した。
近藤さんは岐阜の瑞浪というところに登り窯を持っていらっしゃる。
http://www.geocities.jp/hanbarahiro/home.html
娘さんは日本画家で今度松坂屋で展覧会をやるそうだ。
壁に飾られた野菜や草花の絵を見ていたら、自然の尊さ、生きる強さに胸が詰まった。
河村さんとコントラバスの白土さんの演奏に谷川俊太郎さんの朗読が入ったCD
「あおのふるさとはどこか」を求めた。
そのなかに「あお」という詩があり、谷川さんご自身が朗読されている。
あお
よるのやみにほろぶあおは
あさのひかりによみがえるあお
あおのかなたにすけているいろはなにか
うみのふかみににごっていくあおは
そらのたかみにすみわたるあお
あおのふるさとはどこか
こくうをめざせばそらのあおはきえる
てのひらにすくえばうみのあおはすきとおる
あおをもとめるのはめではない
かなしみのいろ あこがれのいろ
あおはわたしたちのたましいのいろ
わたしたちのすむこのほしのいろ
あくる日の朝。
桜が満開になっていました。
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