マールイ・シアターズ・ワークショップ [お知らせ]
ウラジミール・ベイリス氏による演技術
劇団俳小では、8月5日~8月20日に「マールイ・シアターズ・ワークショップ」が開催される。
ロシアと日本の国際文化交流を深めるため、ロシア演劇の最高峰 ロシア・マールイ劇場の
主任演出家ウラジーミル・ベイリス氏を招聘し、ベイリス氏を中心に スタニスラフスキーシステム
を基本にしたマールイ劇場の演技システムを学びながら「舞台上での真の演技とは何か」を探求する
ワークショップです。
詳細は劇団俳小 http://homepage2.nifty.com/haishou/
ウラジーミル・ベイリス
1937年4月25日ザポロ―ジェ市にて生まれる。
1967年ルナチャルスキー記念大学(GITIS)を 優秀な成績で卒業。
1967年よりマールイ劇場に入団。ロシア最古の劇場のほか、モスクワのその他の劇場、
また、アメリカ合衆国、 キプロス、モンゴル、その他の国にていくつもの演出を手がける。
シチェープキン演劇大学の教授で、1学年及び4学年の主任教授。現在、モスクワマールイ劇場
主任演出家。
[マールイ劇場]
ボリショイ劇場のドラマ専用劇場として、1824年に開場したマールイ劇場は、
ロシア最古の劇場であり、ロシア演劇界のトップに君臨している劇場である。
ボリショイの「大きい」に対してマールイ「小さい」といっても、客席数950の豪華絢爛
とした劇場であり、外国の賓客を歓待するロシア演劇芸術の殿堂である。
本舞台のほかに、客席数760の別館、130席の小ホールもあり、実験的な試みがなされている。
リアリズム演技を確立し、スタニスラフスキーの先駆者として知られる名優シチェープキンが
活躍したため、「シチェープキンの家」と呼ばれ、また、ロシアのシェイクスピアといわれる劇作家
オストロフスキーにちなんで「オストロフスキーの家」ともいわれる。劇場の入り口にはオストロフ
スキー像があり、劇場ロビーはロシア演劇の粋をあつめる博物館をかねる。
マールイ劇場の俳優の流麗な言葉が、ロシア語の模範とみなされている。
優れた演技の伝統を受け継ぎながら、真に新しい息吹を伝える魅力的な舞台を生み出している。
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