チャングムの誓い [TV]
1ヶ月以上BSが見られない環境にいたので、まとめて録っていた5話分を一気に見た。
展開がものすごく早く、1話の中に2~3話分詰まっている感じ。
原作を読んだが、これは数行の史実をもとに作り上げた、含蓄に富む素晴らしい小説である。
小説も素晴らしいが、これを54話の大河ドラマに仕上げたイ・ビョンフンはじめ韓国スタッフの
熱意、技量には頭が下がる。特に脚本が素晴らしい。
繰り返しのような部分も多いが、このじらし方がまたうまい。必ず何かと関連してくる。伏線の
張り方がいいと云うことなのだろう。
敵対関係、因縁、恋、運命、努力、師弟、成長、挫折、別離、肉親、情愛、裏切り、意外性、
飛躍などなど「劇」的要素がこれでもかと詰め込まれている。
こういうドラマが日本には少なくなった。
再現ドラマでは感動しない。
隠し芸大会以後、本物と偽物の区別がつかなくなった。NG大賞なんかやってる場合じゃない。
歴史とは常に勝者である権力者側の歴史である。
歴史には残っていないこと、書いてないことを創造(想像)してこそプロの仕事だろう。
演技陣も素晴らしい。チカラがある。日本人声優もいい。
昨日48話を見たが、クライマックスでしたね。
チェ一族がついに・・・・・・。
女官長はいい芝居をしていました。
胸を打つのはチャングムをはじめとする「無私」の精神。
チャングムは母、師、国王を思い、国王は国をそして民を思う。
これこそが「愛」ではなかろうか!
韓国ドラマ・ガイド 宮廷女官 チャングムの誓い 後編 教養・文化シリーズ―韓国ドラマ・ガイド
- 作者:
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2005/06/25
- メディア: ムック
2005-09-17 10:49
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