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大阪ぶらぶら [雑文]

 

3年ぶりに大阪に行ってきました。

用があったので、これまであまり行ったことのない梅田、中之島あたりを歩きました。

地下街から地上に出て、大阪駅のほうを見ると、こんなビルが・・・・・・

 

 

なんだ、このビルは?天空を動いているのはエスカレーターか?・・・・・・こ、こわい。

ちょっと歩いて・・・・・・おお、ここが甲子園の抽選会場となるフェスティバルホールかあ・・・

おおっ朝日新聞社のビルの中を高速道路が貫通しているぞ!・・・・・・おおっ、何だこのビルは、

「ダイビル」・・・・・・しぶいなあ。

 

 

・・・・かっちょイィ。

川を渡ると検察庁の直線的なビルの横が工事中。

むむ・・・ここはかつて財前五郎がいた大阪大学医学部の跡地だな・・・・・・「白い巨塔」・・・。

 

打ち合わせが終わって、地下街で昼食。寿司定食、うどんつきで600円・・・・・・安っ!うまっ!

と、まるでおのぼりさん状態で打ち合わせから打合せへと移動したのでありました。

 

中之島界隈は明治、大正、昭和という時代の荒波をくぐりぬけた大阪商人の矜持のような

ものが感じられたビジネス街でした。

 

仕事が一段落したので、夜は仕事先の方と曽根崎「お初天神通り」で軽く一杯。

おおっ、ここは、曽根崎心中やなあ、お初徳兵衛や・・・・・・昔日劇地下のATGで梶芽衣子と

宇崎竜童の映画を見たなぁ・・・・・・。

だんだん口調が、大阪弁もどきになっていきます。

「いやあ、たのしいなあ!・・・・・・そうでっか、あんさん、ワイより年下ですのん。見えまへんなあ

などなど・・・・・・」(←ものごっつオーバーです ゞ( ̄∇ ̄;)

 

翌日は、午後から昔の友人と難波で会いました。

待ち合わせ場所の新歌舞伎座は「坂本冬美公演」を見るおば様(おばちゃん)たちでごった返し

ておりました。わいわいがやがやみんな元気だ。

 

昼飯を食べたのが、大阪では知らぬものがいないという「北極星」

 

 

 

ここはオムライス発祥の地で、中は広く、座敷になっている。(二階は貸切1日1組)

落ち着く。

 

ここも、安くて、んまい!

オムライスが600円台で、定食だとエビフライ3本と味噌汁がついて1,050えんんんん!

食べ終わって外にでると、順番待ちの長い行列が出来ていました。

 

道頓堀を少し歩いて、お茶を飲み、懐かしい話に花が咲きました。

道頓堀の戎橋などは、飛び込み禁止とやらで柵が工事中かなんかで、がちゃがちゃして

おり、橋から見えるドンキホーテの黄色い観覧車もどぎつく、狭苦しく、風情のかけらもなく

なっていたのが残念でした。

今回あらためて感じたのですが、大阪という街は独自の文化を昔から育んできており、触れてみるとテレビで「コテコテ」などと強調されるような印象ではなく、優しい感じがします。

でも、ことさら、「どやっ!すごいやろ、おもろいやろ」と見せられると、辟易し、ちょっと違うやろと拒否反応をおこしてしまいます。そういうものを作っているのは、大阪を愛するという意味で、本当の大阪人ではないのかもしれませんが

東京もそうですが、大都市というものは、なんでもかんでも貪欲に飲み込んで、ごった煮のような文化を作っていきます。その貪欲さがエネルギーの源なのでしょうが、落ち着かないことはなはだしい。

大阪の「人情」というものを、これからもずっと残しといて欲しいなあ、とよそ者の私は思うのでありました。日本全体にいえることなのでしょうが・・・。

「ぼんち」「女系家族」など山崎豊子の「船場」ものに描かれた世界は、もう小説の中にしか残っていないのでしょう。たまに、懐かしくなったら小説の中の大阪の人たちに会いに行こう!

道頓堀の雨に別れて以来なり・・・・・・私が行った日は、よく晴れてはいましたが・・・・・・大阪よ、日本よどこへ行く。

道頓堀の雨に別れて以来なり―川柳作家・岸本水府とその時代〈上〉

道頓堀の雨に別れて以来なり―川柳作家・岸本水府とその時代〈上〉

  • 作者: 田辺 聖子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 文庫

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コメント 4

呑亀

ご紹介の「道頓堀の雨に別れて以来なり」(田辺聖子著)は大阪の人情、きれいな大阪ことば(しゃべりことば)がいいですね。とは言っても上巻の1/3にたどり着いたところですが。
大阪南は御堂筋を挟んで心斎橋とアメリカ村が向かい合っていておもろいですな。北は中之島(パリのシテ島か)を中心にビジネス街、せかせかとビジネスマンが足早に歩く姿が目に浮かびますな。

江戸の初期各地から江戸に流れ込んだ人口分布、関西からは約60%(出展不明うる覚え)とのこと。考えてみると東京と大阪は意外と文化は近いのかも。日本の伝統芸能も関西発がほとんどでんなあ。吉本の芸人はん達
皆頑張ってや。ほなさいなら。
by 呑亀 (2007-02-08 15:12) 

kaz-i

>呑亀様
いま江戸古地図にはまっております。
http://map.yahoo.co.jp/kochizu/
また歩きまひょ。
by kaz-i (2007-02-08 18:28) 

pana

お久しぶりです。

大阪って全然しらへんな~とか思いながら、拝見しました。
やたらと食べ物がおいしそうだったりして・・・。

で、ここにきて、江戸古地図をちらっと見たら、面白くて
はまりそうです。
関係なくてごめんなさい。

明日日本へ帰ります。
今頃こんなことしてて良いんかいなという感じですが~。
ま、パスポートとTKTさえあればなんとかね・・・。

そうそう、100000アクセスおめでとうございました。
マメに更新されてて、頭が下がります。
これからもがんばってくださいませ。
by pana (2007-02-09 00:02) 

kaz-i

>panaさま
有難うございます。

大阪もええでぇ~ヽ( ̄∀ ̄)ノ

古地図は今いる場所が、明治時代は?・・・おおっ田んぼだ・・・
江戸時代は?・・・おおっ海だ!と比較できるのが面白いです。
古地図片手に新橋で一杯やりましょ~?!
by kaz-i (2007-02-09 08:58) 

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