冷蔵庫

昨日新しい冷蔵庫が我が家にやって来た。

今までの冷蔵庫が古くなって、すっかり冷えなくなってしまったので、１０数年ぶりに

買う事にしたのだ。

上京して３０年。４代（台）目の冷蔵庫だ。

「４代目襲名！」（名は付けて無いが･･････）

 

初代冷蔵庫は、人からもらった昔の製氷室つきの２段のやつ。

誰からもらったのか、さっぱり覚えていない。

緑色に塗って使っていたが、霜が固まりすぎて製氷室が閉まらなくなり、ドライバーで

霜を取っていたら、中を通っている冷やす管を痛めて、「シュー」という音と共に壊れてしまった。

２代目は黒いコンパクトなものだった。丸井で買った。今は親戚の事務所においてある。

３代目は４００リットルくらいある三菱製で、今の大家さんが７年前に新しい冷蔵庫を買ったので、

それまで使っていたものを譲ってもらった。

大人数が集まってパーティー（宴会）を開き、自慢の皿うどんを作るときなどに、抜群の収納性を

発揮。

ビール、ワインや肉、野菜など、がんがん冷やすことができたのだが、あまり自炊をしなくなった

ので、最近は毎日飲むヤクルトと味噌などの調味料が入っているだけだった。

大きいので、ドアを開けると寂しさが漂っていた。

なんだか、かつて大繁盛した老舗が、大型店舗進出により、ずっと店のシャッターが閉まって

いるような感じ。

あるいは、かつての大スターを最近見かけなくなって、そういえばあの人はどうしたんだろうか？

病気でもしているんじゃなかろうか？と心配するような感じであったのだが、ついにこのたび、

病気（故障）による現役引退を宣言し、４代目襲名と相成ったのである。

 

そして昨日、新しい冷蔵庫が町のでんきやさん二人の手で運ばれてきた。

買いに行ったときは、小さいのでいいと思っていたのだが、大きくても消費電力は少ないとか、

氷が自動でできるとかの魅力に負け、十分すぎる大きさのものを買ってしまった。

大きさは３代目より一回り小さいが、霜などはつかず、清潔でスマート。

ニュウスタア誕生といった感じである。

清原や桑田の時代が終わり、炭谷銀次郎、涌井（ライオンズ）、そして松田（ホークス）の時代

がやってきた、といったところであろうか（大げさです）

 

そして３代目は、その役割を終え、町のでんきやさんたちの手で運ばれていった。

ありがとう、お疲れ様３代目！

 

 

コメント 3

大型電気製品との別れというのは、何とも物悲しいものですよね。
別にどうってことはないのに、妙な愛着があるという……。
そうそう、新しい冷蔵庫ほど消費電力が少ないということを私も聞きました。
ニュウスタア到来ですね♪　頑張って活躍していただきましょう＾＾
by toro (2006-04-27 09:41) 

>toroさん
ありがとうございます。
中身はスカスカですが、スタンバイOKです。
冷蔵庫を入れ替えたおかげで、ちょこっと周りの掃除が
出来ました。GWは思い切って、いらない物を処分し
大掃除をすることにしました。
by kaz-i (2006-04-28 09:07) 

記事に感動です。
小生の場合、単身赴任でいつも時間が無くてバタバタ食事の支度をするせいか、それとも歳のせいか、冷蔵庫を開けて、「何しようとして開けたんだっけ」と思う時、少しだけ寂しい時間が流れます。(笑)。
では、また、お世話になります。
by 瀬世良気 (2006-04-30 05:07)