トンマッコルへようこそ [映画]
期待にたがわぬいい映画だった。
笑いながら話に引き込まれていくうちに、単純に笑えなくなり、心が揺さぶられ
頭の奥がしびれてきた。
感動だけでなく、戦争という理不尽なものに対する怒りを感じたからだ。
戦争ってなんだ!
争いをなくすには、武器を捨て、貧しい人には富んでいる人が施し、みんな
仲良くするしかないんだよ。
トンマッコルでは、これ当たり前のこと。人種も、国も主義、主張の区別もない。
みんなで一緒に働き、食べ、話をする。年寄りや子供は大事にされる。
全世界で考えないと平和な世の中なんて実現不可能だ。
自分たちの生活も考えなおさなきゃね。
平和のために軍備を増強するという現代のこの矛盾。
核武装をしかねないバカものどもに見てほしいが、見てもわからんだろうね。
いろんなことを考えさせられたが、とにかくよかったです。
ラスト近く、村人たちが揃って立っているだけで泣けた。
朝鮮半島の平和的統一を心から願います。
>yutakamiさま
ありがとうございます。
こういう映画を見ると成果主義大流行の中、
芸術の必要性を切に感じます。
by kaz-i (2006-11-05 08:17)
「トンマッコルへようこそ」観ました。「Dear Pyongyang」を観た後だった。前者はファンタジーの手法、後者はドキュメンタリーの手法で映画の可能性(現実への問いかけ、観客を変える力)を切なく訴えている。命をかけて何かを護ることは本当に美しいことなのか。今の日本は危ないぜ。相当きている。
by 呑亀 (2006-11-06 19:06)
>呑亀さま
「美しい国」とは何をさして言うのでしょうね?
by kaz-i (2006-11-07 09:18)