タウンミーティングでやらせ質問

内閣府は７日午前、青森県八戸市で９月に開かれた政府の

「教育改革タウンミーティング」で

教育基本法改正案に賛成の立場で

質問するよう参加者に依頼していた

問題の調査結果を、衆院教育基本法特別委員会の理事会に報告した。

内閣府側は、質問依頼をしていた事実を認め、陳謝した。

理事会に出席した内閣府の山本信一郎官房長は、

「政府寄りの意見を参加者に押しつけるつもりはなかった」

と説明した上で、「今後、こういうことのないようにしたい」と陳謝した。

内閣府の調査によると、タウンミーティングの発言希望者やその発言趣旨

について、八戸市教委から内閣府経由で連絡を

受けた文部科学省が「教育基本法改正案についての議論が

あった方がいい」と、質問項目案を作成。

青森県教育庁が「教育基本法の改正を一つのきっかけとして、もう一度

教育のあり方を見直すべきだ」などとする意見に賛同する３人を選び、

質問項目案も事前に送付していた。

（読売新聞） - 11月7日13時4分更新

 

ということだそうですが、どう思いまス？

このままうやむやにしていくのでしょうが、教育委員会、内閣府、

文部科学省がつるんでいる構造が見えてきますね。

だいたい「参加者に押し付けるつもりはなかった」「政府よりの意見」

と言うのはなんでしょうか？

｢愛国心｣？

そんなことを言う暇があったら、もっと子どもたちを大事にするように

現場にどんどん出かけていじめをなくせと言いたい。

議論をしている暇はない。

他のタウンミーティングも推して知るべしでしょう。やらせだらけでしょうね。

自分たちが都合よく治められる国を作る為の、従順な国民づくりのための

愛国心教育をしたいのでしょう。

そしてまた戦争ですか。

いい加減にしてほしい。政治はすべて「やらせ」なのですか？なんのために

でしょうか？

久々に腹が立った。

（ので書きなぐった：キーボードを打ちなぐったと言うべきか)

 

コメント 6

今回の未履修問題では、教育委員会が高校への調査を
ガンガンと行っているらしいです。それも恫喝に近いらしくって。
それで気の弱い校長先生が命を絶ってしまっているらしく…。
何をかいわんやですね。
本質を見失わないで欲しいと祈るばかりです。
by toro (2006-11-07 20:22) 

>toroさま
ありがとうございます。
命の大切さを訴える立場の人が、自ら命を絶ち、
しかも抗議の自殺というのではなく、後ろ向き
のような・・・・・・報道されないことが、またなにか
隠されているのでしょうか？
平和のためにと言って、軍備を増強しようとする
方向に国の舵を切る人たちもいて、すべて考え方が
短絡的ですよね。
by kaz-i (2006-11-08 06:53) 

教育基本法自体を読んでいないが、今週の初めころ朝日新聞の夕刊一面で立花隆が書いていたことが胸に落ちた。「明治憲法と教育勅語は対のものだった。現憲法と教育基本法も同様と考える。国家に仕える国民を養成する教育が教育勅語だったとすれば、現憲法と対になる教育基本法の理念は、『国家はある時代・ある偏った国家観に迎合しない教育を担保しなければならない。』」と要約される論旨だったと記憶する。当然現政府は現憲法を変える計画の中で、露払いとして教育基本法の理念は邪魔にちがいない。歴史の授業を省くのは受験の為だったのか、本当はその方が政府には都合よかったのではないか。特に明治から昭和までの現代史を知らない若者はいかがなものか。
by 呑亀 (2006-11-09 20:24) 

同感です。私もブログに書きました。
教育基本法改正案が、自ら「いかがわしいもの」を身を以て示そうとしてるわけで、これは法律というもの自体に対する軽侮の念を涵養するという、法治国家日本の自殺行為ですね。
by ask (2006-11-09 22:37) 

>呑亀様
はるか昔、私たちの高校時代も授業は現代史まで辿り着かず
あとは自分でやっておくようにと言われた覚えがあります。
未履修ではないにせよ、授業の中身は受験のテスト寄りだった
ような。
どんな手を使ってでも守ろうとする「国益」とはなんぞや？
だまされないゾ。
by kaz-i (2006-11-10 06:57) 

>askさま
はじめまして。コメントありがとうございます。
「うそをつくな」「少数の意見を尊べ」などの現代に生きる人間
としての最低限のルールを、こともあろうに「教育改革」の名の
下でないがしろにするとは、お粗末すぎて話になりません。
「改革」という錦の御旗にごまかされないゾ。
by kaz-i (2006-11-10 07:10)