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山形のたび 最終回 ~山寺編 [旅行]

「山寺」という名前は昔から聞いてはいたが、どこか遠いところにあって、自分には縁がない

お寺だと思っていた。しかしいずれは行ってみたいお寺だった。

ところが、今回のたびは山形である。

私の場合、目的があって行くたびもあるのだが、なんだかひょんなことから行ってしまったと

いうような、思いがけないたびが多々あります。

今回も、友人たちに誘われるままに冬の花火大会のことしか考えていなかったが、そうか

次の日も1日山形を回る時間があるのだと初めて気づき、友人たちもハムレットのように

「山寺」へ行け!と口をそろえて大合唱。(「尼寺だっつーの」)

ということで、慈恩寺から「山寺」へと向かいました。(車で45分ほど)

「山寺」への入口は、近くを紅葉川が流れ、仙台と山形を結ぶJR仙山線の鉄橋が走っている。

のどかでいいところだ。スケッチなどしてみたくなるような・・・。

上のほうが見えないので、全体像がまだつかめない。

とんでもない山道を登らなければいけなかったことを、テレビで見たような・・・・・・。

おみやげ物や食べ物やさんには後で寄ることにして、まずは「山寺」へ。

ここから登っていく。どのくらいアルンダロウカ・・・・・・?

別名:宝珠山立石寺(ほうじゅざんりっしゃくじ)という天台宗のお寺(霊場)で、開山は

約1,150年も前のことだ。

ムムム、一度行った恐山にも雰囲気が似ている。

芭蕉も昔来た。「閑さや岩にしみ入蝉の声」

短くて核心を突いている。見習わねば・・・。

入口は、どこだ・・・・・・。ああ、ここだ、ここだ・・・・・・(売店の)おばさん、ここから上までは

何段くらい?・・・・・・きゅ、きゅうひゃくだん?

驚きつつも、我々おじさんたちは上を目指して登っていった。

ハアハア・・・・・・

フウフウ・・・・・・

おおっ、なんか、このアングルはポスターで見たことあるぞ。

 

断崖の向こうに月も出ていた。

この場所には太陽よりも月が似合う。

一歩一歩踏みしめて友と励ましあいながら歩いていく。

標高が高くなってくるにつれ、体が浄化されていくような感じがする。

紛れも無く、ここは霊場だ。宇宙だ。

ふもとから歩いて40分。奥の院にようやくたどり着く。

まだ雪が残っていて、建物を塞いでいた。

先人の修験者たちが少しずつ、少しずつ断崖絶壁に穴を穿ち、このような大霊場になったのだ。

山に登るといつもそう思うのだが、世俗のちっぽけな悩みや、心配事がどうでも良くなる。

下界に下りると、また元に戻るのだが・・・・・・(/∀\)

 

少し降りたところの「五大堂」からの眺めが素晴らしかった。

 

 

ふもとに下りて、ぺこぺこのお腹にこんにゃくや、そば、芋煮を詰め込む。

前日に山菜を残してしまったことの悔恨と申し訳無さを挽回しようと、私とYS君はバランス配分

とスピードを考えながら食べ、ついに完食することが出来た。

山形の芋煮はしょうゆ仕立てで豚肉が入っていておいしかった。東北各地で中身やだしが違う

らしい。

  

 

そして車は仙台へと向かった。

しばらくすると、山寺の全体が見えてきた。

おおっ、あんなところまで登ったのか・・・。

全体を見て、凄いところだとあらためて思う。

 

近いので仙台まで行き、そこで解散ということになる。

少し時間があったので、市内を少し回りM君の住んでいるところまで行く。

彼は河北新報社から出ている宮城の本をわざわざみんなに貰ってくれていた。

国分町だ・・・・・・。うむむむ、夜の街が俺たちを呼んでいる。ああ、もう一泊したかった。

そういうわけにも行かず、しょうがなく駅レンタカーを返す。

仙台駅:きれいで空港のようだ。しいて仙台らしいといえば、「東北楽天ゴールデンイーグルス」

のショップがあったこと。マー君がんばれ!

山形は、人々が優しく親切でした。食べ物もおいしくて、いいところだったなあ!

不思議な組み合わせの五人組たびでしたが、東北組の心配りと同級生という

気の置けなさと、おじさんたちの豊富な話題で、楽しいたびになりました。

みんな、ありがとう。

 

 


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