モディリアーニ展 [雑文]
国立新美術館にはじめて行ってきました。(設計:黒川紀章)
いま「モディリアーニ展」が開催中。
首が長く、アーモンドのような目の人物像で知られるモディリアーニ(1884-1920)は、
イタリア生まれのユダヤ人。
彫刻志望の彼は、パリに出てきて協力者も得る。
アフリカの原始美術に影響され、カリアティッド(女性像)のデッサンも
数多く描く。
↑ ギリシア神殿の女性像などをモチーフにしている。
彫刻の夢捨て難く、弱い体にむち打って作品を作るが売れない日々が続く。
画商のすすめもあり、絵画に転向する。そして激しい恋愛、別れ、放蕩の後
運命の女性、ジャンヌと出会う。
↓ ジャンヌ。
体調を崩し、ニースで療養。作品の色調も穏やかになる。
が、しかし成功を目前にして彼は病に倒れ、ついには帰らぬ人となる。
彼の死の二日後、妊娠九ヶ月のジャンヌも後を追って自らの命を絶つ。
今、二人はパリのペール・ラシェーズ墓地(ショパン、モリエール、コクトー、ピアフ
などの方々が葬られている墓地)に一緒に眠っている。
ドラマチックな人生は、何度か映画にもなっている。
「モディリアーニ 真実の愛」など・・・・・・。
彼の独特のスタイルが出来て行くまでが、よく判るように展示してあった。
貧しさと病と苦闘しながら、作品を作り続けた一人の芸術家の人生を
感じられた展覧会だった。
6月9日まで。
名古屋市美術館でも6月1日まで開催しているが、同時期に開催なので
違った作品が展示してあるのだろう。
モディリアーニ。ハンサムだ。↓
モディリアーニ展、見に行ってきました。といっても、名古屋の市美術館の方ですが。
一番惹かれたのは「緑の首飾りの女(ムニエ夫人)。凛としてシャープで格好よかったです。
どれも落ち着いた色合いの穏やかで静かな絵ですね。
そのあとで見た市美術館の常設展の毒々しい現代アートがわずらわしく感じられ、常設展は早足で駆け抜けました。
せっかく栄に出たので、お気に入りの錦城の坦々麺を食べてきました。
満足まんぞく…
最近、ここのブログに影響を受けて、映画見に行ったり、美術館に行ったり。。。いい刺激を受けています。
by Gab (2008-05-30 17:43)
>Gabさま
ありがとうございます。
おお、行ってきましたか!
でも、何で東京と名古屋で同時期に開催して
るんでしょうね?
不可解???
モディリアーニの絵のスタイルの変化や、影響
を受けた女性の事を知ることで、ぐっと親しみが
増しました。
書を捨てよ、街に出よう!ですね。
by kaz-i (2008-05-31 19:36)