神戸、京都 日帰り [雑文]
ここのところ毎週末、名古屋から東京へ行き、土日は稽古。
月曜の朝名古屋に戻って仕事をしていたので、一週間が、
あっという間に過ぎて行った。
しばらく稽古がなく、しかも気づけば三連休。
久しぶりに自分の時間がもてたような、ゆったりした気持ちになりました。
昨日は、神戸の三ノ宮に法政大学名誉教授の鼓直(つづみただし)
先生にお会いしに行った。
鼓先生は、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」「族長の秋」やボルヘス
の「伝奇集」などラテンアメリカ文学翻訳の第一人者であり、ロルカの
ニューヨークの詩人も訳されている。
鼓先生とは、ゴールデン街の「十月」で劇的な出会いがあり、5月の
「高原バッハを聴く会」でも同じ部屋にしていただき、いろんなお話を
うかがうことができた。
http://kaz-i.blog.so-net.ne.jp/archive/20080429
今年の春に「ロルカと27年世代の詩人たち」という本も編纂されているので
今回は、11月の公演でも訳詩を使わせていただくことになり、ご挨拶と
お伺いしたいことがあったために、先生が住んでいらっしゃる神戸まで
行ってきました。
新幹線代を節約(4,300円安い)して、名古屋から快速を乗り継ぎ三ノ宮
まで2時間50分。
あちらこちら飛び回っている私ですが、なんと神戸は今回が初めて
でした。
三ノ宮駅前。震災の時には大きな被害を受けた街も、このように
復興しておりました。
先生と待ち合わせて、昼飯を食べながらお話を伺うことにして、
「とけいや」さんへ行ってきました。
1時半過ぎだったので、お客さんは誰もいません。
古色蒼然とした広い店の地下の座敷で、ロルカの話をしながら
すき焼きを食べる。
不思議な時間でした。
その後、神戸の街を案内していただいて少し歩きました。
休日のせいか、神戸の街は歩いている人も心なしかのんびりして
いました。
三ノ宮の駅前は、がちゃがちゃして渋谷のセンター街のようでしたが。
ここらもあっという間に店が変わり、若い人は、あまり遠くまで出歩か
ないようです。
神戸は菊田一夫の青春の街でもありました。
帰りには、せっかくだから京都に寄って友人と食事をしてきました。
湯葉をつまみに焼酎を飲みました。
一泊しようかと思ったのですが、三連休のこととて、宿がどこも
あいておらず帰ることにしました。
帰りは新幹線。
わずか30分で名古屋に着きました。
いい骨休めになりました。
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