師匠のこと [芝居・ステージ]
今日は連休の最終日。
雑用など終えて、天気もよかったので自転車で久々に
名古屋の街に出かけた。
大須観音を越え、知人に教えてもらった、東別院の
クアハウスに行ってきた。
今日は日祝日で750円の入浴料を払い、大きな湯船に
身を沈めた。
湯につかっていると、私の亡き師匠のことが思い出された。
師匠は7年前に亡くなったのだが、1981年からそれまで
約20年間、そばにいて芝居のいろはから教わった。
厳しく、そして優しかった。
「(師を)まるごと信じろ」「いいわけをするな」「出会いがあるから
展開する」「影響とは影に響くと書く、だから時間がかかる」
「不器用(な人)を大切にしろ」、数々の忘れられない言葉を
いただいた。
芝居に命をかけていた。
芝居の稽古が終わると、たまに荻窪や平和島やいろんな
所にあるクアハウスに行って、背中を流したものだった。
その師のライフワークであった、ロルカを上演することになった。
なぜだかよくわからないが、いつの間にかそうなっていたような
不思議な気がする。
今も芝居を続けていられるのは、師のおかげだ。
1998年、新宿ルミネホールで、ロルカの「血の婚礼」を上演した。
演出は師、平山一夫。私は演出補佐兼制作を手がけた。
あれから10年。師匠や、出演された東野英心さん、市川靖子さん、
殺陣をやっていただいた石黒高志さん、そして見に来てくれた
私の母も、もうこの世にいない。
菊田一夫の朗読劇をやるようになったのも、師匠のおかげである。
師匠の師匠は菊田一夫であった。
心して、今度の舞台を創っていこうと思っている。
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