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世界劇場会議名古屋

NPO法人世界劇場会議名古屋などが主催する、国際フォーラム

2009に参加してきました。

場所は愛知芸術文化センターの12階アートスペース。

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「地域公共ホールの未来を展望する」と題されたフォーラムには、

コーディネーターとして演劇評論家、可児市文化創造センター館長

兼劇場総監督の衛紀生氏、講師として中川幾郎氏(帝塚山大学

法政策学部教授)、荒起一夫氏(財団法人吹田市文化振興事業団

理事長)、西川信廣氏(文学座演出家)、大和滋氏(社団法人日本

芸能実演家団体協議会、芸能文化振興部長)が招かれ、7日はパネル

ディスカッションが開かれた。

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簡単に言うと、かつて公共の作る劇場は「ハコモノ」といわれ、

第三セクターなどが運営して、作りっぱなしのところが多く、

小泉改造改革の流れもあり、指定管理者制度が瞬く間に広がって、

民間の活力が導入されたが、いまだに行政の煩雑な手続きや、

スピードの遅さでいまひとつすばらしい制度といえる体制には至って

いない。

そして又、今後公益法人制度改革というものがなされようとしており

今後5年間で、「公益」とはなにか、という定義をきちんと提示した上

でなければ、公共的な会場は運営できない。

不勉強で、いささか説明不足だと思いますがご容赦ください。

そもそも「公共性」と民間の「収益をあげる」ということの両立は

難しい。劇場の演目の選択や、スタッフの育成、興行と芸術性

の両立など、さまざまな課題を孕みつつ、またこの不景気である。

全国の厚生年金会館など、まだまだ十分使えるのにバサバサ

閉館され、スタッフも放り出されている。

演劇に限って言えば、芝居の収入だけで生活しているスタッフ、

俳優はほんの一握りだ。

医療・福祉・教育と同じように、芸術文化のことにも眼を向け

なければ、無味乾燥な社会になってしまうだろう。

衛氏の「全国にある既存の施設を国立劇場にする」という考え

には賛成である。

中身の充実、優れたノウハウの共有、敷衍で地域の住民の方々

の利益になるように、これからもっと勉強したいと思います。 

郵政民営化にはわたしゃ反対だった、とほざくようなあほう

にはなりたくないですから。

何でもかんでも民営化ではなく、天下りや談合や、無駄な法人

の設立や、給付金やその他数々の無駄な税金の出口を絞って、

使うべき所には使うのだったら、税金を上げたって誰も文句は言わん

と思うのですが、いかがでしょうか。

久しぶりに考えさせられました。

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kaz-i

>toroさま
ありがとうございます。
制度ばかりが先行して、中身が
追いついていかない現状。
行政のつまらないしきたりや制度を
民間との交流で改革していければ
この国も少しは風通しがよくなると
思うのです。
現場を支えるスタッフたちは、そういう
思いを抱きながら、日々利用者のために
動き回っています。

by kaz-i (2009-02-10 08:58) 

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