潜水服は蝶の夢を見る。 [映画]
いま書き終わって、保存するべきところを「このブログを見る」をおして
しまい、全てが消えてしまって意気消沈・・・・・・( ̄Д ̄;)
気を取り直して・・・・・・。
1月の新年会で、ポータブルDVDレコーダーが当たり(*^-゚)v
名古屋の部屋にはハードディスクがなく、WOWWOWにも
入っていないので、せっせと東京で録画、ダビングして、映画を
沢山見ようと、勇んでいたもののそんなに時間がなくて、ずっと
見られなかった映画。友人に是非と勧められ、別の友人に
「いいらしいよ」といいつつ、自分はずっと見てなかったこの映画を、
ようやく見ることが出来た。
実話に基づいたこの映画の主人公ジャン=ドーは、一流ファッション
雑誌ELLEの編集長。家族とは別居しているものの子供には慕われ、
仕事も遊びもバリバリこなし、順風満帆の人生・・・・・・と思われた
矢先、この42歳のチョイワルオヤジは突然の病に倒れる。
彼は、思うように動けない重い潜水服を着て、人に空気を供給して
もらいながら、深く深く海の底に沈んでいくような体になってしまった。
意識ははっきりしているが、ただ動くのは左の瞼だけ。
絶望の淵に立つ彼を、看護師や友人や仲間や父や家族が支える。
そして、彼は驚くべき方法で、ひとつのことを成し遂げる・・・・・・。
人生は、フィルムの逆回しのように後戻りは出来ないが、必要な
ものは創造力と数々の記憶だと、彼は言う。
蝶は自由な精神、魂、美しきもの、女性、愛するひと、愛するもの
なのだろう。
「幸せ」ということについて、しばらく考えさせられた。
人生は、はかない・・・・・・それでも生まれて来てよかった。
人生って素敵だ、という作り手の意図が感じられた。
この主人公は、厳しい現実を受け入れ、ユーモアを忘れず
そして周りに愛されていることを再確認し、穏やかな境地に
なっていく。
愛されているということは、幸福だ。誰にも愛されていないという
ことは絶望的だ。
主人公の、不屈の精神と周りの愛情に静かな感銘を受けた。
愛に溢れた映画だった。
実話ですものね…
彼が絶望から抜け出していくその精神力にまず感服します。
私の友達がある時言っていた言葉を思い出しました。
「あれこれ考えず、とりあえず素直になってやってみる」
そんな素直さがこの主人公にもあったのだろうと思います。
身内や周囲に亡くなった人や病床の人がいる私たちの年代には、より強く感じるものがあるのですが、私はこの映画を何としても娘に見せたいと思います。
周りの愛に支えられ人生を生き切る…
娘の心の奥底に、その感動を沁み込ませておきたい。
こんな風に生きるなら死んだほうがましと言う人には教えたくない。
愛されていることは幸せ
その愛をしっかりと受け止め、応えることが生きること。
重い話でしたが、この映画に出会えてよかった…
by Gab (2009-02-09 21:18)
>Gabさま
ありがとうございます。
見られたのですね。
いい映画を見るのも、「出会い」ですよね。
ぜひ娘さんにもお見せください。
by kaz-i (2009-02-11 12:38)