八重山諸島 ~沖縄の旅 ② [旅行]
八重山(やえやま、やいま)とはWikipediaによると、石垣島・竹富島・小浜(こはま)島
黒島・新城(あらぐすく)島・西表(いりおもて)島・鳩間(はとま)島・波照間(はてるま)島
の有人8島を遠方から眺めると八重に連なって見えるという言い伝えから名づけられたそうだ。
今はこの8島に、西表のすぐ隣の由布(ゆぶ)島と、日本最後の夕日が沈む島・与那国
(よなぐに)島も入れて八重山諸島と呼ばれている。
西表島・由布島・小浜島の三島めぐりツアーがあったので、石垣港から出発。
昔NHKで「ちゅらさん」という連続ドラマが放送され(2001年)、舞台となった小浜島が
ブームになった。あまり見てなかったけれど、いいところらしい。
「ちゅらさん」とは「美しい」という意味だそうだが、きょらさ(清らさ)→きゅらさ→ちゅらさ
と変化していったそうだ。
琉球方言について少し調べた。
太陽が入る(沈む)から西は「いり」、登るから東は「あがり」、南は「はい」
(八重山地方では「ぱい」)、北はなぜか「にし」
西表というのは石垣島の於茂登岳(ウムティ)の西(イリ)だから、イリウムティ→いりおもて
となったそうです。
あいにくの雨模様だが、まずは西表島へ。石垣港から西表の大原港まで約40分。
大原港から乗り合いボートに乗り換え、仲間川を登っていく。
マングローブが生い茂る川を奥へ奥へと進んでいく。
これが本当のジャングルクルーズだ。
ちなみにマングローブとは、海水と淡水が交わるところに生育する植物の
総称で、固有の木の名前ではない。と、ガイドさんが教えてくれた。
登ること15分。
一旦下船して、少し歩くと・・・。
天然記念物に指定されている樹齢400年の「サシマスオウ」の木。
根っこは板のようで、「板根(いたね)」と呼ばれ、昔は船の舵に使われていたそうです。
西表島は原生林が生い茂る古代の匂いがしました。
しじみも超巨大。ですがおいしくはない(ハッキリイッテ、マズイ)そうです。 ↓
この川は潮の干満に影響されるので、潮が引いたらもう登っていくことは
できない。
仲間港に戻り、今度は牛車に乗換え、目の前の由布島へ渡る。
ゆったりゆったり角の大きな水牛が人を乗せた車を曳いていく。
曳き手のおじさんが三線(さんしん)を弾いてくれたりもする。
この島はリゾート会社が開発したのかと思っていたら、西表正治(いりおもてせいじ)
おじいの執念とハツおばあの献身的な支え、そして家族たちの協力で楽園のような
植物園が出来上がったそうだ。
島々にはいろんなドラマが潜んでいる。
西表に戻り今度は小浜島へ。
「はいむるぶし」で昼食。
またまた琉球方言講座。
「はい」は南・「むる」は群れ・「ぶし」は星、だから南群星(南十字星を中心とした
星の群れ)という意味。
船の名前などによくつかわれている「にぃぬふぁぶし」は「にぃ」・北、ふぁ・方角
ぶし・星・・・ということで「北極星」という意味です。
ここは完全なリゾート資本が入っていますね。
「ちゅらさん」に出てきた「こはぐら荘」。
ほかにもロケ地になった場所をいろいろバスで回ってくれたのだが、私は見てないので
ぴんとこない。
長逗留するにはいいのでしょうね。
石垣島に戻って、ホテルでひとっ風呂浴び、また町へ繰り出した。
そしてまた「南の島(ぱいぬしま)」で一杯やりましたのさ。
・・・つづく。
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