石垣そして黒島 ~沖縄の旅 ③ [旅行]
石垣島最終日は石垣島を少しめぐった。
肝心の石垣島の中は、港とホテルと居酒屋以外どこにも行っていなかった。
一番メジャーな川平(かびら)湾に行く途中に唐人墓があった。
アメリカ人に雇われた、たくさんの中国人苦力(くーりー)があまりのつらさに
逃げ出し追われ、死んでいったのを現地の人たちが弔ったらしい。
海の向こうは台湾か。
望郷の念は海を越えて、静かに眠る今も変わらぬのではなかろうか。
長崎の外人墓地もそうだが、故郷を離れて亡くなった人たち、そしてそれを
哀れと思って弔う、村人たちのその心根が胸を打つ。
ここが、川平湾。
あいにくの雨で、グラスボートには乗らなかったがいい眺めだった。
次に向かったのは御神埼(おがんざき)灯台。
雄大な景色にしばし見とれたが、風が強く吹き飛ばされそうだった。
もう一つ高台に行ったが、ガスで何も見えなかった。
飛行機の時間までまだあるので、牛が人の十倍以上いるという
黒島に向かう。
宮崎の口蹄疫は大変なことになって、お見舞い申し上げます。
沖縄では港々の島の入り口に、消毒用のマットが引かれていた。
船着き場の近くで買われていた山羊。
一心不乱に草を食べていた。
あまり時間もないので、レンタバイク(原付)を2台借りて、おっさん二人で
ミニツーリング。
レンタバイクやの娘さんは、埼玉出身だと言い、1ヶ月のつもりで来て
半年この島にいるそうだ。
先月、母親が心配して尋ねてきたらしい・・・・・・。
しばらくバイクを飛ばすが、この島もやはり人が誰もいない。
黒島灯台に来たら、ようやく何人か海を眺めている人たちがいた。
牛も全然いないんですが・・・・・・。
バイクを飛ばす親父、74歳!
雨が降ってきたが、お構いなしに前進する。
と、・・・・・・。
牛がいました。
なぜかホッとしました。
石垣港に戻り、空港へ行き、八重山そばを食す。
この泡盛にとんがらしを漬けこんだ「島とうがらし」にはまる。
そばに少したらして食べると、んまい!
石垣島から飛行機で約1時間。
そして、我々は那覇空港に降り立った。
つづく・・・・・・。
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