瀬戸 窯垣の小径(かまがきのこみち) [旅行]
風邪をひいて、二日ほど寝込んでおりました。
インフルエンザではなかったので、なんとか大汗かいて回復
しました。
さて、先日呑亀さんが来たので、友人の案内で瀬戸へ行ってきました。
長久手の愛知万博記念公園を通り過ぎ、瀬戸市へと入る。
窯垣とは、陶磁器を焼くときに使ったエンゴロ(甕のようなもの)、ツク(支えの棒)、エブタ
(四角く平べったい陶器)を使って、昔の職人たちが作った塀や壁のこと。
美しい幾何学模様を織りなし、まわりの緑と調和している。
窯垣の資料館。
お風呂場に使われた陶器のタイル。
1300年以上、営々と焼物が作られ続けてきた。
しばらく歩いて、洞(ほら)という地区の登り窯(今は使われていない)を見る。
土曜日なのだが、まったく人気(ひとけ)がない。
近くの工房で、七代目水野半次郎さんのアトリエを見学する。
息子さんが案内してくれたが、瀬戸の現状はなかなか厳しいものが
あるということを聞いた。
柳宗悦らの民芸運動も今は昔。
派手さはないが、使う人の立場にたって作られ続けた瀬戸物もいつかは
消えていってしまうのだろうか。
静かな町を歩きながら、ちょっとさびしい気持ちになった。
でも、静かでいいところでした。
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