五色園と浅野祥雲 [散歩]
名古屋市の東、日進市岩藤に日本唯一の宗教公園「五色園」がある。
以前朝日新聞でここの塑像が紹介されていたので思い立って行ってみた。
一見何の変哲もない普通の公園のような入口。終わりかけの彼岸花が咲いていた。
しばらく行くと「あれは何だ?」と言うような物体が見えてくる。
近くに行ってみると、、、、、、。
どーん!
こ、これは何だ、、、、、、。
ここからは、このようなコンクリート等身大像のオンパレード。
これは一体、、、、、、。
この五色園には、コンクリート像作家「浅野祥雲」作の塑像が20万㎡の広大な園のなかに
あちらこちら建てられているのだ。
浅野祥雲(1891年~1978年)は現在の岐阜県中津川市生まれ。土人形を作っていた父の
影響で彼も人形作りをはじめたが、土では大きな作品が作れないところからコンクリート塑像
の制作を思いついた。33才で名古屋に移り、食えないので映画館の看板書きをやって生計を
立てていたそうだ。
浄土真宗のお寺なので、親鸞の生涯のエピソードをドラマチックに表現してある。
異様な迫力があるが、なにかユーモラスでほほえましい。
歌舞伎のワンシーンのようだ。
明治大帝の像なんかもある。(これは祥雲作ではない)
犬山には「桃太郎神社」というのがありここにも彼の作品があります。
http://kaz-i.blog.so-net.ne.jp/2010-11-27
なにか不思議な空間でした。不思議な情熱を感じました。
一度ウォーキングも兼ねて行くと面白いです。
秋も深まってきましたね。
色金山歴史公園 [散歩]
先日東京から呑亀さんが来たので、名古屋の友人の案内で
長久手にある国指定史跡、色金山歴史公園(いろがねやまれきしこうえん)
に一緒に連れて行ってもらった。
このあたりは秀吉と家康が戦った、小牧・長久手の合戦場だそうだ。
途中に素敵な家がある。
抹茶と和菓子で250円!
庭を眺めながらこの値段!嬉しい。
離れには、犬山市にある織田有楽斎の茶室「如庵」(国宝)を模した茶室
「胡牀庵(こしょうあん)」がある。
いい天気だった。
そして、近くの日帰り温泉「ござらっせ」(入湯料700円;産直市場併設)でゆったりして帰ってきました。
近所散歩 [散歩]
天気が良かったので、久しぶりに近所を歩いた。
東京湾に続く、旧江戸川にはたくさんのボートが係留されている。
これはジャスミンか?
これは、ラベンダーか?
近所にもいろんな花があるんだね。
清掃工場の煙突が、青空に向かってそびえ立っていた。
父の上京 [散歩]
いつも父は突然やってくる。
会議で東京にいるとの連絡があった土曜日、稽古が終わってから会おうと思っていたら、
生憎の台風だったので翌日にした。
日曜日は台風一過の青空。
久々の休日で、会議会場のある竹橋まで父に会いに行ってきた。
皇居を回って歩いていると「平川門」があり、ここから皇居東御苑に入れるようなので入ってみる。
父も私も好奇心旺盛で、寄り道しないではいられない性格。
30年以上東京にいるが、ここには初めて来ました。
なにやら新しい石垣が ↓
登ってみると、ここは本丸のあったところらしく、丸の内から汐留が一望できる。
なんて広いんだ皇居は、これでもまだほんの一部なのだ、と感心する。
少し歩くと、忠臣蔵の「松の廊下」のあとが・・・・・・。
ここが廊下だった。
「おのれ、吉良上野介!おやめなされませ、殿中でござる!」と心の中でセリフをつい言ってみる。
大手門の近くには「百人番所」がある。江戸の建物と平成のビルの揃い踏み。
一個一個の石垣を見ていると、大阪城でも感じましたが、まさに権力というものの凄さ、
恐ろしさ、むなしさ、ばかばかしさ、などなどを感じさせられてなりませんね。
林立するビルを見ていても、そう思います。
有楽町まで歩いていこうとしたが、無料シャトルバスがあるのを思い出し、パレスホテル前から
バスに乗り込む。
大手町、丸の内、有楽町地区を結ぶ、無料巡回バス「丸の内シャトル」は便利です。
帝劇の近くで降りて、ビックカメラを覗き、銀座をぶらっとして、ビールを飲み、空港まで送っていきました。
又会いましょう!
夜の浅草 [散歩]
大阪の友人が浅草の「木馬館」に出演しているというので、仕事が終わってから
会いに行った。
八時頃の雷門。人もまばらだ。
仲見世もすいすいと歩いて行ける。
ライトアップしているので、五重塔も美しく浮かび上がっていた。
公演成功と家内安全を祈願し、観音様にお参りをする。
うまくいきますように!
芝居にはもう間に合わないので、終わるまで近くをぶらぶら歩いた。
「伝法院通り」映画や芝居のセットのようだ。
そして「木馬館」。人通りが少ない路地を、風が吹き抜け、なんだかうら寂しい。
街角には酉の市のポスターが貼られていた。
由比ガ浜~鎌倉文学館 [散歩]
「日蔭茶屋」のある逗子から鎌倉へ一つ戻り、江ノ電に乗り換え「長谷」で下車した。
この駅からは由比ガ浜海岸が近く、伊藤野枝と大杉栄がしばらく住んでいたところだ。
大杉は病気療養中だったので、野枝と連れだってこの海岸をたまに散歩していたの
だろう。
この日は天気がよく、ウインドサーフィンをする人たちや、散歩する人たちで賑わっていた。
遠く逗子マリーナが見える。
近くには長谷観音や鎌倉の大仏があるが、今回は15分くらいのところにある「鎌倉文学館」
まで歩いて行った。
トンネルを抜けると、そこには鎌倉市に寄贈された、旧前田公爵邸を改造して作られた
文学館がある。
見事な建物で、眺めが素晴らしい。三島由紀夫の「春の雪」はここを舞台に書かれたそうだ。
目の前に広がる由比ガ浜。
これがホントのセレブやね。
中には多くの文人たちの、原稿や言葉が展示してある。
「高く心をさとりて 俗にかえるべし」大佛次郎
「秘すれば花 秘せねば花ならず」立原正秋
「春の夜 ふとおるごおる 鳴りいだす」小津安二郎
企画展では「中原中也 ~詩に生きて~」をやっていた。今年は中也の生誕百年だ。
鎌倉は、流れている時間の速度がゆったりとしていて、東京とは違っていた。
ここに逗留すれば傑作が書ける予感(妄想;誤解;勘違い)がする。
葉山・日蔭茶屋 [散歩]
「日蔭茶屋事件」をご存知でしょうか?
大正5年(1916年)11月9日午前3時過ぎ、葉山の日蔭茶屋を舞台に伊藤野枝との
三角関係のもつれから、神近市子が大杉栄を刺した事件で、当事は新聞紙上をにぎわした。
現場を見て少しでもイメージを膨らませようと、先日、出演者たちとその日蔭茶屋(今は日影
茶屋となっている)のあった場所に行ってきた。
JR逗子駅で待ち合わせ、逗子市役所、京急新逗子駅を通り過ぎ、川沿いの道を葉山のほうへ
歩いていく。
だんだん海の近づく気配がする。
そして約30分・・・・・・ありました。
当時は料亭旅館のようでしたが、今は日本料理屋になっていた。
入り口の隣は、昔の食器蔵を改装してあり、お土産用のお菓子を売っていた。
茶屋のすぐ目の前には海が。
市子は大杉を刺したあと、(多分)この海に入っていこうとしたのだろう。
しばし当時に思いをはせ、みんなで海を眺めていた。
波は穏やかで、遠く江ノ島が見えた。
本郷菊富士ホテル [散歩]
12月に伊藤野枝を題材にした朗読公演をやる事になったので、先日取材をかねて本郷を歩いた。
もう秋だというのに、汗ばむような天気だった。
本郷三丁目駅(丸の内線、大江戸線)を背にして、右手に東京大学を見ながら歩いていくと、
昔ながらの写真屋や眼鏡、帽子屋などが軒を連ねている。
目的の「菊富士ホテル」に行く前に、せっかくなので「赤門」を見てきました。
近くを歩いている若者はみんな東大生に見えてくる。
少し戻って「菊坂」を下って行くと、一葉の案内板が・・・・・・。「にごりえ」の世界だ。
坂の途中に、女子美跡、振袖火事の火元、近代文学発祥の地などいろんな表示がある。
さすが文京区、教養にあふれている感じ(イメージです)
そしてちょっと探しましたが、ありました。
「本郷菊富士ホテルの跡」の碑。
宿主の羽根田夫妻がよく面倒を見てくれたので、多くの文人たちが世話になった伝説のホテルだ。
碑に書いてあるように、様々な人たちがここに寄宿し逗留し、語り、酒を飲み、創作し、笑い、泣き
挫折し、傷つき、仲間と語り、恋をし、喜び、栄光を掴み取り、生活したのかと思うと、感慨深かった。
つわものどもが夢の跡・・・・・・隣にはマンション(住居?)が建っていた。
伊藤野枝と大杉栄も、この坂道を歩きながらいろんなことを語り合っていたのだろう。
近くには、小さな商店街がありました。
もはや歴史上の人たちの、息遣いが聞こえてくるような小散歩でした。
日曜の銀座 [散歩]
ヒラリー・スワンクの新作、「フリーダム・ライターズ」を見に行きましたが満員で、ちょうど
私の前で席がなくなり、入れませんでした。次回にしたいと思います。
銀座を散歩して帰りました。
参議院選挙の街宣車が来ており、動員された人たちと関係者、警備の警官とマスコミと
買い物客とで凄い混雑でした。
ショーウインドーに飾られていた「フカヒレ」・・・・・・体長14メートルのサメのもの。
なかなか梅雨あけまへんなあ・・・・・・。